Japanese
English
資料
肝細胞癌患者におけるAFPレクチン分画アイソフォームの検討
Diagnosis for Hepatocellular Cancer by α-fetoprotein Isoform Analysis Using Plant Lectin Contained Agarose Gel Electrophoresis
長野 百合子
1
,
吉野谷 定美
1
,
大久保 昭行
1
Yuriko NAGANO
1
,
Sadayoshi YOSHINOYA
1
,
Akiyuki OHKUBO
1
1東京大学医学部附属病院検査部
1Department of Laboratory Medicine, Faculty of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
α―フェトプロテイン
,
AFPアイソフォーム
,
レクチン・アガロース・アフィニティー電気泳動
,
肝細胞癌
Keyword:
α―フェトプロテイン
,
AFPアイソフォーム
,
レクチン・アガロース・アフィニティー電気泳動
,
肝細胞癌
pp.613-617
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901985
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
AFPレクチン分画キット(和光純薬)を使用し,診断が確定している肝細胞癌14例,肝硬変21例を主な対象として,肝細胞癌の診断について検討した.レンズマメレクチンを使用して得られるAFP-L3分画は,肝細胞癌群39.3±25.9%,肝硬変群8.1±5.8%であり,インゲンマメレクチンを使用して得られるAFP-P4とP5分画の和は.それぞれ25.3±14.7%,10.0±4.2%であり,ともに有意差を認めた.本キットは特にAFP100~400ng/mlの範囲にある症例で診断的有用性が高いことが示された.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.