特集 ロボティクスと臨床検査
Ⅳ.検体搬送システム
3. 各施設からのレポート
1)高知医科大学附属病院―検査部ベルトラインシステム
小倉 克巳
1
,
片岡 浩巳
1
,
佐々木 匡秀
2
Katsumi OGURA
1
,
Hiromi KATAOKA
1
,
Masahide SASAKI
2
1高知医科大学附属病院検査部
2高知医科大学臨床検査医学講座
pp.157-162
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901756
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はじめに
当高知医科大学検査部では,1981年の開院以来,ベルトラインシステムの自主開発に傾注し,第一~三工期に約4年間の歳月を費して1985年に完成させた1~6).
第一期工事は1981年4月に始まり,検体仕分けセクションから各自動分析装置の設置場所まで,検体を自動的に運ぶためのベルトコンベヤを張り巡らせた.しかし,ベルトコンベヤを床面高80cmに設定したために,検査室内で働く技師の動きに制約を加えることとなった.そこで,床面高2.4mの高架線への変更作業と延長工事の第二,三期を経て,高架式ベルトコンベヤシステムを完成させた.
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