特集 効率化のための診療プログラムの総合管理
高知医科大学附属病院の診療プログラム管理—コンピュータシステムを利用して
山本 皓二
1
,
武田 佳彦
1
Koji YAMAMOTO
1
,
Yoshihiko TAKEDA
1
1高知医科大学情報処理部
pp.197-199
発行日 1985年3月1日
Published Date 1985/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208531
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
今回の特集は診療の効率化をテーマとしている.そして筆者に与えられたテーマも診療計画ならびに病院運営の効率化を目指し開発されてきた高知医科大学のコンピュータシステムを概説することである.ところで,診療の効率は,患者を中心とした診療行程を通じて肉体的あるいは精神的な「病気」の状態からいかに早くかついかに経済的に患者を立ち直らせるかということで評価されるのが順当であろう.この場合,診療効率を左右する最大の要因は患者自身ならびに病院で働く医師,看護婦,技師といった医療従事者にある.
検査部,放射線部,手術部といった中央診療部門があたかも各診療科専属の組織であるかのように運用され,さらにそこで働く医療従事者と各科の医師・看護婦とが一体となって1人の患者の診療に携わることが,診療の効率化を図る最も大きな要素である.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.