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ドライケミストリーを用いたPT,APTTの測定
福江 英尚
1
1東京医科大学臨床病理学
キーワード:
ドライケミストリー
,
PT
,
APTT
Keyword:
ドライケミストリー
,
PT
,
APTT
pp.1143-1144
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901712
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止血検査にはさまざまな方法が用いられているが,止血検査の重要なニーズである緊急検査への対応は,今までの方法では困難であり,新しい技術・方法の開発が望まれていた.最近,ドライ方式によるPT,APTTの自動分析装置が開発された.この方法は試薬調製が不要で,全血でも行えることから,ベッドサイドでの緊急検査への対応も期待されている1).そこで,現状におけるドライヘマトロジーによるPT,APTTの測定法および有用性,問題点について述べる.
ドライ方式による血液凝固分析装置は,現在数社より開発されているが,比較的多数の施設において検討されているCOAG 1(analytical instru-ment社製)の有用性と問題点についての検討を行っている.
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