特集 酵素検査の勧告法および標準化対応法-主要8酵素の現状と課題を整理する
主要8酵素の勧告法 γ-GT(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)
山舘 周恒
1
1人間総合科学大学 人間科学部
キーワード:
Gamma-Glutamyltransferase
,
温度
,
血液化学分析
,
指示薬と試薬
,
臨床化学
,
国際臨床化学会
,
標準化
Keyword:
Chemistry, Clinical
,
gamma-Glutamyltransferase
,
Blood Chemical Analysis
,
Reference Standards
,
Indicators and Reagents
,
Temperature
pp.463-467
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023275575
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γ-GT勧告法は1995年の『臨床化学』誌にJSCC勧告法として報告された.当時の酵素活性は30℃での測定が酵素に適しているとする考えが世界的な合意事項で,標準法はそれに従っていたことから,JSCC勧告法でも測定温度は30℃に設定された.その後,IFCC標準法では日常測定に配慮して測定温度が37℃に変更されたことを受けて,JSCC勧告法も測定温度のみ37℃に変更し,これをJSCC常用基準法とよぶこととなった.
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