今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出
技術解説
Chlamydia trachomatis
出口 隆
1
,
米田 尚生
1
,
河田 幸道
1
Takashi DEGUCHI
1
,
Hisao KOMEDA
1
,
Yukimichi KAWADA
1
1岐阜大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
PCR
,
クラミジア・トラコマティス
,
MOMP遺伝子
,
クラミジア性尿道炎
Keyword:
PCR
,
クラミジア・トラコマティス
,
MOMP遺伝子
,
クラミジア性尿道炎
pp.149-153
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901426
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
クラミジア・トラコマティスのmajor outer membrane protein (MOMP)遺伝子の塩基配列の一部に相補的なオリゴヌクレオチドをプライマーとしたPCRによるクラミジア・トラコマティスの検出法を開発した.PCRによる検出法は,クラミジア・トラコマティスに対して特異性が高く,従来の検出法に比較して高感度であった.PCR法により男子尿道炎患者の尿道擦過物および初尿沈渣からクラミジア・トラコマティスは検出可能であり,PCR法はクラミジア性尿道炎の診断に応用可能で有用な検出法と思われた.〔臨床検査37(2):149-153,1993〕
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.