特集 抗菌薬の使い方—敵はコロナだけにあらず! 今こそ基本に立ち返る
微生物サイドから考える抗菌薬の使い方
<その他の菌>
グラム染色で見えない菌—Mycoplasma spp., Chlamydophila(Chlamydia)spp., Legionella pneumophila
櫻井 隆之
1
1NTT東日本関東病院感染症内科
キーワード:
抗菌薬
,
マクロライド耐性率
,
細胞内寄生体
,
細胞性免疫
Keyword:
抗菌薬
,
マクロライド耐性率
,
細胞内寄生体
,
細胞性免疫
pp.1096-1098
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228313
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Point
◎Mycoplasma属では特にM. pneumoniaeにおいてマクロライド耐性率が高くなってきているが,特に成人ではマクロライド系抗菌薬が依然として第一選択薬である.
◎性感染症を起こすMycoplasmaについては耐性に留意が必要である.
◎Chlamydophila(Chlamydia)属では耐性の懸念は少ない.
◎Legionella pneumophilaも耐性の懸念は少ないがβ-ラクタム薬は無効であることに留意する.
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