Japanese
English
研究
食品・環境測定用腸管出血性大腸菌検出キットの臨床検査への適応
Adaptation of the enterohemorrhagic E. coli detection kit to clinical examinations for foods and environment
山口 明
1
,
藤井 紀行
1
,
荒井 孝
1,2
,
山本 英明
1,2
,
下條 誉幸
3
1埼玉県立小児医療センター放射線技術部
2埼玉県立小児医療センター臨床研究室
3栄研化学株式会社生物化学第二研究所
キーワード:
LAMP法
,
培養ふん便検体
,
腸管出血性大腸菌
,
ベロ毒素(VT)
,
阻害物質
Keyword:
LAMP法
,
培養ふん便検体
,
腸管出血性大腸菌
,
ベロ毒素(VT)
,
阻害物質
pp.940-946
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103514
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食品・環境検査用に開発されたLAMP法EHEC検出試薬を用いて,培養ヒトふん便検体におけるベロ毒素(VT)遺伝子検索への適用を検討した.LAMP法はPCR法に比べ,培養ヒトふん便,便中既知反応阻害物質,腸内細菌による反応阻害への影響が少なかった.また臨床検体において便培養の診断結果と一致したことから,LAMP法はEHEC感染症における遺伝子検査において非常に有用な測定法であると考えられた.
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