今月の主題 免疫不全症
総説
日和見感染症の現状
川名 林治
1
Rinji KAWANA
1
1岩手医科大学医学部細菌学講座
キーワード:
院内感染
,
日和見感染
,
AIDS
Keyword:
院内感染
,
日和見感染
,
AIDS
pp.1197-1200
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901324
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日和見感染は平素無害ないしは弱毒と思われている微生物によって,抵抗力の減弱している易感染宿主に起こる感染症のことである.したがって,近年の変貌しつつある感染症のなかで最もたいせつな問題であり,また院内感染の主なものの1つといってよい.種々の患者の状況にもより,またその起因微生物も多岐にわたっている.ことにAIDSの日和見感染は今後大きな課題となると考えられ,臨床細菌検査室の役割はさらに重要となると思われる.〔臨床検査36(12):1197-1200,1992〕
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