特集 救急放射線診断へのアプローチ
胸部/急性肺感染症 市中肺炎と日和見肺感染症
松本 純一
1
,
細井 康太郎
,
大熊 正剛
1聖マリアンナ医科大学 救急医学救急放射線部門
キーワード:
胸部X線診断
,
肺炎
,
肺炎-ニューモシスチス
,
日和見感染
,
市中感染
,
胸部CT
Keyword:
Opportunistic Infections
,
Pneumonia, Pneumocystis
,
Pneumonia
,
Radiography, Thoracic
,
Community-Acquired Infections
pp.135-137
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019006666
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<診断のポイント>
・市中肺炎の20~40%を占める肺炎球菌性肺炎の特徴的CT所見は、局所でも肺内全体でも広がりのある、密度が濃い浸潤影で、その程度はさまざま。葉間胸膜の膨隆(bulging fissure)がみられることもある。
・両側で広範囲にすりガラス影が認められた場合には、まずCarinii肺炎を疑い、臨床背景として免疫能の低下がないか確認する必要がある。
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