Japanese
English
資料
尿細胞診検体のための前処理法―特に外注検査材料における検討
Pre-fixation Method for Urinary Cytology
高桑 妃佐子
1
,
熊谷 智子
1
,
畠山 重春
1
Hisako TAKAKUWA
1
,
Chieko KUMAGAI
1
,
Shigeharu HATAKEYAMA
1
1板橋中央総合病院研究所(IML)病理部
1Department of Pathology, Itabashi Chuo General Hospital
キーワード:
細胞診
,
尿
,
サコマノ液
,
前固定
,
外注化
Keyword:
細胞診
,
尿
,
サコマノ液
,
前固定
,
外注化
pp.789-792
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901156
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検査の外注化が進み,検体処理までの時間が精度上間題となっている.経時的に細胞形態の変化を明らかにし,その防止策を提案した.採尿後3時間以上放置では細胞質の赤染傾向,核の膨化,赤血球・炎疲性細胞の破壊,細菌増殖を認めたが,沈渣にサコマノ液を混和することで防止し得た.尿細胞診の外注化では,沈渣にサコマノ液を混和し,提出することが理想である.
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