今月の主題 皮膚
技術解説
動物性皮膚疾患
三原 一郎
1
,
新村 眞人
1
Ichiro MIHARA
1
,
Michihito NIIMURA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
キーワード:
疥癬
,
ライム病
,
つつが虫病
,
毒蛾皮膚炎
,
動物性皮膚疾患
Keyword:
疥癬
,
ライム病
,
つつが虫病
,
毒蛾皮膚炎
,
動物性皮膚疾患
pp.718-721
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901137
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皮膚は外的環境と接する最大の臓器であり,それだけに多く病原体の標的となりやすい.一方,皮膚は外的刺激に対する反応を皮膚の症状(皮疹,発疹)として容易に認識しうる特殊性を備えており,それぞれの病原体がそれぞれに特徴的な皮膚症状を呈するために,多くの症例は検査をするまでもなくその病原体を類推することは容易である.ここでは,動物性皮膚疾患の中から比較的頻度の高い疾患を取り上げ,病原体を直接,間接的に証明するための検査法を中心に,疾患の原因となる病原体,臨床症状,治療および予後について述べた.〔臨床検査36:718―721,1992〕
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