Japanese
English
カラーアトラス
再発性丹毒
Recurrent Erysipelas
三原 一郎
1
,
澤田 俊一
1
,
新村 眞人
1
Ichiro MIHARA
1
,
Shunichi SAWADA
1
,
Michihito NIIMURA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
キーワード:
丹毒
Keyword:
丹毒
pp.6-7
発行日 1992年1月1日
Published Date 1992/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900518
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
患者 54歳,女
初診 昭和61年6月14日
家族歴・既往歴 特記すべきことはない.
現病歴 約10年前より,左頬部に軽度の熱感を伴う,発赤,腫脹出現.放置にて軽快するも,その後数回の再発を繰り返した.初診2日前より,再び左頬部に発赤,腫脹が出現したため当科受診となった.なお,毛剃りの習慣はない.
現症 皮疹は,鼻部より左頬部にわたる境界明瞭な浮腫性紅斑局面で,病巣中心部には小水疱の形成がみられた.皮面は腫脹のための光沢を有し,毛孔の開大を認めた(図1).局所の疼痛,熱感を伴うも,発熱など全身症状はみられず一般状態は良好であった.血液検査では白血球数10800/mm3,CRP 2.5mg/dl,ASLO 1661U/mlと感染症を示唆した.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.