今月の主題 臨床検査の新技術
新技術の展望
超伝導センサSQUIDと生体磁場計測
丸上 弘晃
1
,
河野 秀樹
1
Hiroaki MARUGAMI
1
,
Hideki KOHNO
1
1株式会社超伝導センサ研究所
キーワード:
超伝導センサ
,
SQUID
,
生体磁気
,
無侵襲検査
Keyword:
超伝導センサ
,
SQUID
,
生体磁気
,
無侵襲検査
pp.570-573
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900608
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低温物理学の世界で発見された超伝導現象は電気抵抗0,完全反磁性という2つの性質を持つ.その性質を利用すると超伝導量子干渉素子(Superconducting Quartum Interference Device;SQUID)と呼ばれる超高感度の磁気センサを構成することができる.SQUIDを利用することにより,生体内の神経や筋肉の活動に伴い生体外に発生する微弱な磁場を検出することが可能となった.この技術は無侵襲的手段による脳機能解明や,機能異常の診断の新しい手段として期待されている.
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