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新生児の急性相反応物質の正常値
河野 由美
1
,
新沢 毅
1
,
白木 和夫
1
1鳥取大学医学部小児科
キーワード:
急性相反応物質
,
新生児感染症
,
APR―スコア
Keyword:
急性相反応物質
,
新生児感染症
,
APR―スコア
pp.187-189
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900503
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新生児感染症,特に敗血症では早期診断,治療が児の予後に大きく影響する.しかし,臨床症状に乏しく非特異的なためその診断は困難なことも多い.急性相反応物質(以下APRと略す)は急性炎症時に増加する蛋白成分で,炎症反応の進行状態を量的に表す指標とされるが,中でもα1―acidglycoprotein (α1―AG),Haptoglobin (Hp),CRPの3種を同時に測定しスコアで判定するAPR―スコアは新生児感染症のスクリーニング法として広く用いられてきている1).以下,APR―スコアに用いられる蛋白を中心に新生児期のAPRについて述べる.
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