今月の主題 結核菌と非定型抗酸菌をめぐって
座談会
結核菌と非定型抗酸菌をめぐって
斎藤 肇
1
,
青柳 昭雄
2
,
阿部 千代治
3
,
本田 武司
4
1島根医科大学微生物・免疫学教室
2国立療養所東埼玉病院
3(財)結核予防会結核研究所第一研究部
4大阪大学微生物病研究所細菌血清学部門
pp.448-459
発行日 1990年4月15日
Published Date 1990/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900111
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Robert Kochによる1882年の結核菌の発見以来,今世紀の半ばまでつねに死因のトップを占めて人類を苦しめてきた結核症も,種々な要因によりしだいに減少し,現在ではわが国の死因順位16位となっている.しかし,最近はその減少傾向にもブレーキがかかり,新たな問題を提起しつつある.この座談会では,検査法,予防法,治療法など抗酸菌症をめぐる種々な話題を,第一人者の先生方に語ってもらった.
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