質疑応答 臨床科学
CRP測定における抗凝固剤の影響
K生
,
河合 忠
1
1自治医科大学臨床病理
キーワード:
血清非働化
,
抗原抗体沈降反応
Keyword:
血清非働化
,
抗原抗体沈降反応
pp.373-374
発行日 1990年3月15日
Published Date 1990/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900091
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〔問〕CRP測定の場合,一般に「血漿は使用しない」とか「EDTA血漿は不適」といわれる一方,文献によっては,「EDTAの影響は認められない」とか「……新鮮血清で補体性がある場合には偽陰性を示すことが起こりうる.それを防ぐにはEDTA塩のようなキレート剤を適量加える.……」(臨床検査,33(8):912,1987)と述べられています.ヘパリン加血漿やEDTA加血漿をCRP測定に用いてよいものかどうか,特にベビーではヘパリン処理毛細ガラス管に採血した血漿でCRP測定を行うことがありますが,その可否についてご教示ください.
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