増大号 AKI・CKDの診断・治療に臨床検査を活かせ
3章 腎疾患と臨床検査
尿沈渣
横山 貴
1,2
,
塚原 祐介
3
,
星野 純一
2
1新潟医療福祉大学医療技術学部臨床技術学科
2東京女子医科大学腎臓内科
3東京女子医科大学病院中央検査部
キーワード:
糸球体型赤血球
,
膜部顆粒成分脱ヘモグロビン赤血球
,
ポドサイト
,
マルベリー細胞
,
尿細管上皮細胞
Keyword:
糸球体型赤血球
,
膜部顆粒成分脱ヘモグロビン赤血球
,
ポドサイト
,
マルベリー細胞
,
尿細管上皮細胞
pp.412-417
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203575
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
尿沈渣は,低コストで安全,簡便,迅速,かつ非侵襲的に繰り返し行うことができる検査である.さらに,各種尿沈渣成分の排出量を把握することによって,腎・泌尿生殖器における病態を類推できるため,各種疾患における診断と治療およびモニタリングに有用な検査として日常診療に用いられている.
本稿では,尿沈渣でどこまで病態,腎障害部位や腎症の鑑別に迫れるのかについて解説する.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.