増大号 AKI・CKDの診断・治療に臨床検査を活かせ
2章 腎疾患診療の進め方
腎生検の適応と合併症
武田 朝美
1
1増子記念病院腎臓内科
キーワード:
経皮的腎生検
,
出血性合併症
,
腎動脈塞栓術
Keyword:
経皮的腎生検
,
出血性合併症
,
腎動脈塞栓術
pp.391-394
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203570
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はじめに
通常,腎生検は,経皮的針生検または開放性で行われ,得られた腎組織を光学顕微鏡,蛍光抗体法,電子顕微鏡により詳細に検討する.腎疾患の正確な診断を確立して,予後を予測し,適切な治療方針を決定するために,また活動的および慢性的な腎病変の変化の程度を確認するために腎生検は行われる.腎生検の適応,禁忌,合併症対策については,日本腎臓学会編集の「腎生検ガイドブック2020」1)を参照されたい.
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