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今月の特集 こどもと臨床検査
こどもの検体検査評価で留意すること—大人との基準値の違い
Point to note when evaluating laboratory tests in children: differences in reference values from adults
山田 佳之
1
1東海大学医学部総合診療学系小児科学
キーワード:
基準値
,
臨床参考範囲
,
CRR
,
小児
,
年齢区分
,
パニック値
Keyword:
基準値
,
臨床参考範囲
,
CRR
,
小児
,
年齢区分
,
パニック値
pp.231-237
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203538
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Point
●小児の年齢に合わせた基準値の設定は難しく臨床参考範囲(CRR)を用いている.
●血液検査(血算・血液像)では3系統ともに出生直後から新生児期・乳児期早期にかけての変化が大きい.
●血液生化学検査で新生児期・乳児期早期に,肝逸脱酵素,乳酸脱水素酵素(LD),胆道系酵素,クレアチンキナーゼ(CK)は高値を示し,総タンパク,アルブミン,アミラーゼ(AMY),糖質,脂質,非タンパク窒素化合物は低値を示す.
●電解質は年齢による変動が少ない.
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