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今月の特集 中枢神経系感染症アップデート
医療関連・免疫不全患者における中枢神経系感染症
医療関連髄膜炎・脳室炎
Healthcare-associated meningitis and ventriculitis
細田 智弘
1
,
片山 真
2
1がん・感染症センター都立駒込病院感染制御科
2川崎市立川崎病院脳神経外科
キーワード:
医療関連髄膜炎・脳室炎
,
髄液シャント
,
オンマイヤリザーバー
,
再留置
,
皮膚常在菌
Keyword:
医療関連髄膜炎・脳室炎
,
髄液シャント
,
オンマイヤリザーバー
,
再留置
,
皮膚常在菌
pp.1344-1350
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203475
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Point
●医療関連髄膜炎・脳室炎は,市中発症の細菌性髄膜炎よりも臨床症状や髄液の異常所見が軽微であるため,時に診断が難しい.
●coagulase negative StaphylococcusやCutibacterium acnesなどの皮膚常在菌が起因菌となることが多く,髄液培養でこれらが検出された場合には,コンタミネーションと決めつけずに患者背景を確認する.
●原則的にデバイスは速やかに抜去し,抗菌薬治療によって髄液培養が陰性化したことを確認したうえで,二期的にデバイスの再留置を行う.
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