Japanese
English
今月の特集 移植医療と臨床検査
子宮移植の現状と課題
Current status and issues of uterus transplantation
木須 伊織
1
,
阪埜 浩司
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
キーワード:
子宮移植
,
子宮性不妊症
,
Mayer-Rokitansky-Küster-Hauser症候群
,
MRKH症候群
,
臓器移植
,
代理懐胎
Keyword:
子宮移植
,
子宮性不妊症
,
Mayer-Rokitansky-Küster-Hauser症候群
,
MRKH症候群
,
臓器移植
,
代理懐胎
pp.1302-1309
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202891
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Point
●近年,子宮性不妊女性の挙児のために“子宮移植”という新たな生殖補助医療技術が1つの選択肢として考えられている.
●海外ではすでに臨床研究が開始されており,これまでに85例の子宮移植が実施され,40名の児が誕生している.
●子宮移植には他の生殖補助医療技術と同様に多くの医学的,倫理的,社会的課題が内包されている.臨床応用にはこれらの課題を十分に鑑みたうえで,慎重に検討される必要がある.
●子宮移植はこれまで挙児が不可能とされていた子宮性不妊女性に福音をもたらすことが大いに期待される.
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