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今月の特集2 図解 電気生理学的心電図—忘れていませんか? その成因
心筋障害時におけるST-T変化
Mechanisms of ST-T changes in myocardial injury
手嶋 泰之
1
,
髙橋 尚彦
1
1大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座
キーワード:
障害電流
,
脱分極不全
,
活動電位持続時間
,
カリウムチャネル
,
K+チャネル
,
活動電位差
Keyword:
障害電流
,
脱分極不全
,
活動電位持続時間
,
カリウムチャネル
,
K+チャネル
,
活動電位差
pp.846-850
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202794
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Point
●体表面で記録する12誘導心電図は,心筋内部で発生している電気現象の総和をみている.
●心筋障害でみられるST低下・上昇には主に障害電流の発生と脱分極不全が関与している.
●陰性T波の形成には心外膜側心筋の活動電位持続時間延長が関与している.
●Na+チャネル,Ca2+チャネル,K+チャネル機能障害が障害電流の発生や活動電位持続時間の延長・短縮に影響する.
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