今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に
扉
河合 昭人
1
1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部
pp.1437
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202225
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2019年に新しく発表された「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」では,元来正常と判断されていた患者に対しても積極的な治療介入を勧めています.そこで,本特集では高血圧の臨床を生理検査の視点から俯瞰し,基礎的な内容である血圧測定の方法や意義,高血圧時の各種生理検査における臨床像をわかりやすく解説いただくことで,どのように治療効果の判定につなげているか理解することを目的としました.
生理検査としては,基本的な検査である心電図検査と心エコー検査を紹介しています.また,原因の1つとして挙げられている閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)についても論じました.治療については,生活習慣の改善と薬物療法について解説いただきました.
生理検査に従事している方はもちろんですが,そうでない方にも知識のアップデートとしてご一読いただければと思います.皆さんのスキルアップの一助となれば幸いです.
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