今月の特集1 臨床生理学のための解剖・生理
扉
河合 昭人
1
1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部
pp.5
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203198
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臨床生理学は他の検査の学問より学ぶべき対象が多岐にわたっています.それは,いろいろな診療科からの依頼に応じて検査を行わなければならないからです.もちろん学生時代に一通り学んだうえで国家試験に合格し仕事に従事しているわけですが,就職してからは実務ばかりを教わり,基本となる解剖や生理学について知識が抜け落ちてしまっている検査技師がいるのではと考えています.教育研修の過程で試験を行った際,実技は優秀となっている者も筆記試験では赤点をとってしまう者もいます.
本特集では,臨床生理学の基礎の部分となる解剖と生理を解説します.これで全てを網羅しているわけではありませんが,基本的な部分は抑えてあります.初学者でもわかるよう解説をしました.しかしながら,初めて見聞きすることもあるかもしれません.これをよい機会とし,ご自身の勉強の一助としてください.
本特集が読者の方々の知識のブラッシュアップにつながれば幸いです.
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