Japanese
English
研究
過ヨウ素酸を媒染剤に用いた新規azan-Mallory染色
Novel azan-Mallory stain using periodic acid as mordant
富安 聡
1
,
三宅 康之
2
,
大塚 百華
3
,
四丸 知弥
3
,
澁田 樹
1
,
宿谷 賢一
1,3
,
大田 喜孝
1,3
,
佐藤 信也
1,3
1国際医療福祉大学福岡保健医療学部医学検査学科
2倉敷芸術科学大学生命科学部生命医科学科
3国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科保健医療学専攻臨床検査学分野
キーワード:
病理組織標本
,
結合組織染色
,
azan染色
,
媒染剤
,
過ヨウ素酸
Keyword:
病理組織標本
,
結合組織染色
,
azan染色
,
媒染剤
,
過ヨウ素酸
pp.817-821
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202420
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Summary
azan染色を行う際には,劇物である重クロム酸カリウムおよびトリクロロ酢酸を含む媒染剤を用いる必要がある.そのため,試薬の管理や使用には十分な注意を払わなければならない.今回,筆者らは劇物に指定されておらず,有害性が報告されていない過ヨウ素酸を媒染剤に用いた染色法を検討した.その結果,過ヨウ素酸濃度を10%とすることで従来法と同等の染色結果を得ることができ,病理診断に有用であることが示唆された.
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