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過ヨウ素酸を用いた細網線維染色法
田島 秀昭
1
,
當銘 良也
2
,
藤澤 紀良
1
1独立行政法人国立病院機構水戸医療センター臨床検査科
2つくば国際大学医療保健学部臨床検査学科
pp.436-437
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205922
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はじめに
細網線維を染め出す鍍銀染色は病理診断において,組織構築の観察や悪性腫瘍の鑑別,病変の進行度を確認する目的などで日常的によく行われる染色法の1つである.現在,広く用いられている渡辺の鍍銀法1)では,酸化剤に過マンガン酸カリウムが使用されるが,本稿では酸化剤に過ヨウ素酸を用いた方法を紹介する.
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