増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック
Part.3 5章 技術的要求事項
5.6 検査結果の品質の確保
病理検査からみた「5.6 検査結果の品質の確保」
上田 善彦
1
,
古谷津 純一
1
1獨協医科大学埼玉医療センター病理診断科
pp.1238-1241
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202175
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病理(組織診,細胞診)検査で最も重要な品質は,診断結果であることは言うまでもない.診断精度を向上させるためには,何が必要であるかを十分考えるべきである.病理診断にかかわる医師や細胞診スクリーニングを実施する細胞検査士の力量は重要な要素であるが,標本の品質を向上させることも診断精度の向上に大いに関係する.そのためには,検体の採取方法や固定などの初期段階からの連続した工程の精査が重要である.
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