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今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない
腹部大動脈瘤:エンドリーク
Endoleak
山本 哲也
1
1埼玉医科大学国際医療センター中央検査部
キーワード:
ステントグラフト
,
エンドリーク
,
瘤内部血栓性状
,
流動エコー
,
自然閉鎖
Keyword:
ステントグラフト
,
エンドリーク
,
瘤内部血栓性状
,
流動エコー
,
自然閉鎖
pp.250-257
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201902
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Point
●術後早期,ステントグラフト側から複数個所漏れる血流シグナルが検出される場合,type Ⅳエンドリークを疑う.
●type Ⅳエンドリークは,最も頻度が低く術後数日で自然閉鎖する特徴を有し,検査室で見掛けることが少ない.
●エンドリーク例では,瘤内部血栓化領域に境界明瞭な低輝度エコー(あるいは無エコー)領域を認めることが多く,同部位に流動エコーが観察される.
●エンドリーク例では瘤の拡大や破裂の発生率が高く,遠隔期成績は不良である.通常,type Ⅰとtype Ⅲは追加治療,type Ⅱとtype Ⅳは経過観察となる.
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