慢性腎臓病(CKD)診療を極める 診断と病因の分類
糖尿病性腎症
中川 詩織
1
,
清水 美保
,
和田 隆志
1金沢大学附属病院 腎臓内科
キーワード:
アルブミン尿
,
血糖降下剤
,
糖尿病性腎症
,
重症度指標
,
治療成績
Keyword:
Albuminuria
,
Diabetic Nephropathies
,
Hypoglycemic Agents
,
Severity of Illness Index
,
Treatment Outcome
pp.43-48
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016259140
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2014年末の日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況」によると,透析導入患者の原疾患の第1位は糖尿病性腎症で43.5%であった.糖尿病性腎症は,心血管疾患の発症や生命予後の観点からも,慢性腎臓病(CKD)においてもっとも重要な疾患の一つである.糖尿病性腎症病期分類の改訂により,CKD重症度分類との整合性が図られ,各病期に符合する腎組織所見の解析とバイオマーカーの探索も進められている.
©Nankodo Co., Ltd., 2016