Japanese
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今月の特集1 肝線維化をcatch
肝線維化のメカニズム
Mechanism of liver fibrosis
小田桐 直志
1
,
松原 三佐子
1
,
河田 則文
1
1大阪市立大学大学院医学研究科肝胆膵病態内科学
キーワード:
肝硬変
,
類洞
,
星細胞
,
活性化
,
細胞外マトリックス(ECM)物質
Keyword:
肝硬変
,
類洞
,
星細胞
,
活性化
,
細胞外マトリックス(ECM)物質
pp.586-592
発行日 2018年5月15日
Published Date 2018/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201610
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Point
●星細胞の活性化が肝線維化の進行における中心的イベントである.
●慢性肝障害では星細胞が持続活性化し,組織にⅠ型コラーゲンが蓄積することで,肝線維化の進行へとつながる.
●肝の常在細胞に加えて,B細胞,NK細胞,NKT細胞,マクロファージ系細胞など,多くの免疫細胞も線維化の進行や改善に関与している.
●慢性肝疾患における肝線維化は可逆的であり,肝硬変に至っても原因に対する治療介入によって線維化の改善が得られる.
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