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今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
川崎病の臨床所見と診断基準
Clinical findings and criteria of diagnosis of Kawasaki disease
小川 俊一
1
1日本医科大学小児科
キーワード:
川崎病
,
血管炎
,
不全型
,
高サイトカイン血症
,
バイオマーカー
Keyword:
川崎病
,
血管炎
,
不全型
,
高サイトカイン血症
,
バイオマーカー
pp.592-599
発行日 2016年6月15日
Published Date 2016/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200837
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Point
●川崎病は臨床症状から診断される全身性の血管炎症候群である.
●川崎病の急性期には,腫瘍壊死因子α(TNF-α),インターロイキン(IL)-1,IL-6などのサイトカイン,IL-8,MCP-1などのケモカイン,細胞間接着分子(ICAM-1),血管細胞接着分子(VCAM-1)などの接着因子が増加し,血管炎を助長する.
●川崎病の血管炎のバイオマーカーにはPTX3やtenascin-Cなどが有用である.
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