樋野興夫の偉大なるお節介・11
純度の高い専門性と,温かい心をもつ医療者
樋野 興夫
1
1順天堂大学医学部 病理・腫瘍学
pp.1550-1551
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200104
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「近くで探すがん治療病院」(週刊朝日臨時増刊)の案内をいただいた(2014年8月8日発売).「がんで困ったときの相談先」として「日本対がん協会の電話・面接相談」,「がん診療連携拠点病院の相談支援センター」と並んで『「がん哲学外来」とは?』も紹介されていた(198〜199頁).驚きであるとともに,さりげなく「現代の医療の隙間」における「がん哲学外来」の存在性を感じた.
「〈がん哲学外来〉お茶の水メディカル・カフェ in OCC」が開催された.台風の接近にもかかわらず,「ほっと憩える交わり求めて」,会場は,満席のカフェ参加者と個人面談6組があった.順天堂大学,東京医科歯科大学の大学院生,看護師の参加もあり,「お茶の水メディカルタウン」の中心に存在する共同体的なオアシス的雰囲気を痛感した.早速,『本日は豊かな学びのひとときをありがとうございました.いつもOCCでは新たな発見や気付きをいただき,自分が病気であることを忘れてしまいます.本当に「良き師,良き友,良き読書」との出会いに感謝です』と,「涙なくして語れない」温かいコメントが寄せられた.
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