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今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今後期待される分子マーカー
Molecular markers expected in the future
田村 直人
1
1順天堂大学 医学部膠原病内科
キーワード:
関節リウマチ(RA)
,
自己抗体
,
マルチバイオマーカー
,
早期診断
,
疾患活動性
Keyword:
関節リウマチ(RA)
,
自己抗体
,
マルチバイオマーカー
,
早期診断
,
疾患活動性
pp.1026-1032
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542104003
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●関節リウマチ(RA)では早期診断が重要であるが,将来的に抗環状シトルリン化ペプチド抗体(抗CCP抗体)以外の自己抗体測定が,早期あるいはpreclinicalな状態での診断に有用となる可能性がある.
●客観的な疾患活動性指標としてC反応性蛋白質(CRP)は不十分であるが,マルチバイオマーカーの測定の有用性が示されており,また関節破壊進行の予測因子であることも報告されている.
●治療薬選択のためのバイオマーカーは存在せず,今後の発見が期待される.
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