Japanese
English
今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
小児・泌尿生殖器領域
Medical guidelines in pediatric and urogenital diseases
鯉渕 晴美
1
1自治医科大学 臨床検査医学
キーワード:
特異的IgE抗体
,
プロバビリティカーブ
,
グラム染色
,
細菌抗原検査
,
血清前立腺特異抗原(PSA)
,
子宮頸部擦過細胞診
,
ヒトパピローマウイルス(HPV)
Keyword:
特異的IgE抗体
,
プロバビリティカーブ
,
グラム染色
,
細菌抗原検査
,
血清前立腺特異抗原(PSA)
,
子宮頸部擦過細胞診
,
ヒトパピローマウイルス(HPV)
pp.67-72
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103775
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●食物アレルギーの診断において,特異的IgE抗体検査が簡便なため頻繁に行われている.しかし,本検査が陽性であることは必ずしも症状惹起を意味しない.
●小児細菌性髄膜炎においては,年齢によって頻度の高い起因菌が異なる.
●細菌性髄膜炎を疑ったらすぐに抗菌薬による治療を開始しなくてはならないので,迅速な検査が求められる.
●前立腺癌診断には直腸診,血清前立腺特異抗原(PSA)測定が重要である.
●PSA基準値の設定については議論されているところである.
●子宮頸がん検診において,ヒトパピローマウイルス(HPV)検査による死亡率低下効果や浸潤癌罹患率低下効果はいずれも報告がない.
●子宮頸がん検診において,HPV検査は細胞診と比較して,感度は高いが特異度が低い.
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