Japanese
English
今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
神経・筋領域
Medical guideline in neuromuscular diseases
大林 光念
1
1熊本大学医学部附属病院 中央検査部アミロイドーシス診療体制構築事業
キーワード:
Parkinson病
,
てんかん
,
脳血管障害
,
認知症
,
多発性硬化症
,
家族性アルツハイマー病
,
視神経脊髄炎
Keyword:
Parkinson病
,
てんかん
,
脳血管障害
,
認知症
,
多発性硬化症
,
家族性アルツハイマー病
,
視神経脊髄炎
pp.61-65
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103774
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●Parkinson病患者に対する各種臨床検査は,主として予後に影響を与える因子についての評価,治療薬の効果,副作用出現の事前予測,治療薬継続の可否や用量増減の判定を目的に施行される.
●てんかん患者に対する臨床検査は,主として診断のための脳波検査,抗てんかん薬投与量の確認や服薬状況の確認,副作用予防のための薬物血中濃度測定および副作用評価のための各種血液生化学検査が挙げられる.
●脳血管障害は,病型によって治療方法,再発予防方法が異なることから,さまざまな臨床検査を駆使してその診断,フォローにあたる必要がある.
●多発性硬化症の診断に用いられる補助的検査は,脳・脊髄MRI検査に加え,オリゴクローナルIgGバンドやIgGインデックスを含む脳脊髄液検査がある.また,視神経と脊髄を選択的に侵す視神経脊髄炎(NMO)が疑われる症例では,抗アクアポリン4抗体を測定する必要がある.
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