Japanese
English
今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
睡眠時の神経生理検査
Neurophysiological examination during sleep
足立 浩祥
1
,
野々上 茂
1
1大阪大学医学部附属病院睡眠医療センター
キーワード:
睡眠検査
,
終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)
,
米国睡眠医学会(AASM)
,
睡眠時周期性四肢運動(PLMS)
,
portable monitoring
Keyword:
睡眠検査
,
終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)
,
米国睡眠医学会(AASM)
,
睡眠時周期性四肢運動(PLMS)
,
portable monitoring
pp.1091-1096
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103557
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■睡眠に関連する病態は多様であり,またいくつかの病態が重複することも少なくないので,臨床現場では,どの検査をどのように行うのが最も適当であるか,適切な判断が求められる.
■終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)は,睡眠検査におけるゴールドスタンダードであるが,より簡略化した検査装置が開発されて,成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の評価を目的とした携帯型モニター装置として利用されている.しかし,PSGの実施においては,その適応と機器の特性の正しい理解が欠かせない.
■周期性四肢運動異常症(PLMD)は疾患名であり,睡眠時周期性四肢運動(PLMS)はPSGから得られるあくまでも検査所見の一つである.PSG所見において,PLMSの出現が多く認められたからといって,必ずしもPLMDと診断することはできない.
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