Japanese
English
シリーズ-検査値異常と薬剤・13
―投与薬剤の検査値への影響―中枢神経系作用薬・Ⅶ
Influence on laboratory test values wit administering medicines:Drug affecting on central nervous system Ⅶ
片山 善章
1
,
澁谷 雪子
2
,
米田 孝司
3
Yoshiaki KATAYAMA
1
,
Yukiko SHIBUYA
2
,
Koji YONEDA
3
1神戸常盤大学保健科学部医療検査学科
2神戸常盤大学短期大学部衛生技術学科
3オリエンタル酵母工業株式会社長浜事業所
キーワード:
ブチロフェノン系抗精神薬
,
フェノチアジン系抗精神病薬
,
三環系抗うつ薬
Keyword:
ブチロフェノン系抗精神薬
,
フェノチアジン系抗精神病薬
,
三環系抗うつ薬
pp.302-310
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102575
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1 . ハロペリドール(ブチロフェノン系抗精神病剤,図1)
ブチロフェノン誘導体(図2)であり,性状は白色~微黄色の結晶または粉末である.酢酸(100)に溶けやすく,メタノールにやや溶けにくく,2-プロパノールまたはエタノール(99.5)に溶けにくく,水にほとんど溶けない.
主な代謝物および代謝経路はカルボニル基の還元(図3)のほか,酸化的アルキル化(図4),グルクロン酸抱合(図5)などに代謝される.臨床検査値への影響と副作用は表1に示した.
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