Japanese
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シリーズ-検査値異常と薬剤・9
―投与薬剤の検査値への影響―中枢神経系作用薬・Ⅲ
Influence on laboratory test values wit administering medicines:Drug affecting on central nervous system Ⅲ
米田 孝司
1
,
片山 善章
2
,
澁谷 雪子
2
Koji YONEDA
1
,
Yoshiaki KATAYAMA
2
,
Yukiko SHIBUYA
2
1オリエンタル酵母工業株式会社長浜事業所
2神戸常盤大学保健科学部医療検査学科
キーワード:
臨床検査値への影響
,
抗てんかん薬
,
パーキンソン病治療薬
Keyword:
臨床検査値への影響
,
抗てんかん薬
,
パーキンソン病治療薬
pp.1578-1586
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102482
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抗てんかん薬
てんかん時には脳細胞に異常な電気信号が発生しているので,以下の作用により抑制する(表1).
1 . フェニトイン
ヒダントイン系薬剤.効果があるのは強直間代発作,焦点発作,自律神経発作,精神運動発作である(図1).
特徴:ジフェニル置換基の構造をし,作用機序は電位依存性Na+チャネル不活性化状態の延長と不応期の延長によりNa+の透過性を抑制する.血中濃度が20μg/mlを超えると急激に血中濃度が上昇し異常をきたす(表2)1,2).
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