Japanese
English
シリーズ-ベセスダシステム・8
LSIL
The Bethesda system・8:Low grade squamous intraepithelial lesion
海野 みちる
1
,
坂本 穆彦
1
Michiru UMINO
1
,
Atsuhiko SAKAMOTO
1
1杏林大学医学部病理学講座
キーワード:
ベセスダシステム
,
軽度扁平上皮内病変
,
LSIL
Keyword:
ベセスダシステム
,
軽度扁平上皮内病変
,
LSIL
pp.1071-1074
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102394
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
異形成および上皮内癌(carcinoma in situ;CIS),あるいはCIN(cervical intraepithelial neoplasia)を子宮頸部上皮内病変(squamous intraepithelial lesion;SIL)と表現している.SILは,軽度扁平上皮内病変(low grade squamous intraepithelial lesion;LSIL)と高度扁平上皮内病変(high grade squamous intraepithelial lesion;HSIL)に分類されている.扁平上皮内病変には,ヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus;HPV)の感染が示唆される特徴的な細胞変化が含まれる.
したがって,LSILにはコイロサイトーシスのみの症例,および異型の程度が軽度の症例がある(図1,2).また,後者にはコイロサイトーシスを伴う場合と伴わない場合がある(図3~5).
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.