Coffee Break
検査部内でヒトデの研究―その経緯と成果(その2)
佐々木 禎一
1
1元札幌医科大学附属病院検査部
pp.1682
発行日 2009年12月15日
Published Date 2009/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102197
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私は前報で検査部内でヒトデの研究をせざるを得なくなった経緯と,そのための準備を短期間に開始したことを紹介した.今回は得られた膨大な研究成果を取捨選択して紹介したい.
1.ヒトデは独特な悪臭を持ち,また以前からサポニン系の有毒物質の存在も指摘されており,終戦直後空き地の虫除けや肥料や飼料にも試用されたこともあったが,役には立たなかった様であった.それでまずこれらの除去を試みた.すなわち希alcohol(初めmethanolだったが食品化も念頭にethanolを使用)で容易に悪臭とサポニン様物質を除去できた.
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