今月の主題 漢方薬・生薬と臨床検査
技術
〈活性成分評価〉
生薬の有効成分に対するモノクローナル抗体による生薬の品質評価解析
田中 宏幸
1
,
森永 紀
2
Hiroyuki TANAKA
1
,
Osamu MORINAGA
2
1九州大学大学院薬学研究院創薬科学部門
2長崎国際大学薬学部薬品資源学
キーワード:
生薬成分
,
酵素標識免疫吸着測定法
,
イースタンブロッティング
Keyword:
生薬成分
,
酵素標識免疫吸着測定法
,
イースタンブロッティング
pp.938-942
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102042
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特異性に優れ,均質であり,必要なときに必要な量確実に調製できることがモノクローナル抗体(MAb)を活用する利点であり,このことはMAbを活用した品質評価法の信頼性の高さに通じる.われわれはこれまでに約30種類の生薬由来有効成分に対するMAbを作製し,それらを活用した迅速・高感度な生薬品質評価解析法を開発している.本稿では,カンゾウの有効成分グリチルリチンに対するMAbを用いた二種類の免疫化学的分析手法を取り上げ概説する.
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