Japanese
English
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求
—免疫学検査編—イムノアッセイの可能性と限界
The possibility and the limit of immunoassay
出口 松夫
1,2
,
鍵田 正智
1
,
吉岡 範
1,2
1大阪大学医学部附属病院臨床検査部
2大阪大学医学部附属病院感染制御部
キーワード:
イムノアッセイ
,
感染症検査
,
検出感度
,
ウイルス検査
Keyword:
イムノアッセイ
,
感染症検査
,
検出感度
,
ウイルス検査
pp.526-534
発行日 2016年5月15日
Published Date 2016/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200823
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Point
●抗原は1種類の抗体と,抗体は1種類の抗原と反応するわけではない.
●感染症抗原検査の真の基準値は,“0”のみであることから,感度の追求に終わりはない.また,偽陽性や偽陰性がなくなることもない.
●イムノアッセイの感度を決める最も大きな要因は,検出対象と捕捉抗体の反応条件(第一次反応)である.
●感染症抗原検査では,検出対象が複数種類(ジェノタイプや変異株など)にも及ぶため,捕捉物の選定が極めて複雑である.
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