今月の主題 ワクチン―その開発と将来展望
特別寄稿
インフルエンザワクチン―高品質化への軌跡
根路銘 国昭
1
,
堀本 泰助
2
,
杉田 繁夫
3
,
河岡 義裕
2
Kuniaki NEROME
1
,
Taisuke HORIMOTO
2
,
Shigeo SUGITA
3
,
Yoshihiro KAWAOKA
2
1生物資源利用研究所
2東京大学医科学研究所感染免疫部門
3日本中央競馬会競走馬総合研究所
キーワード:
インフルエンザHAワクチン
,
HANAサブユニット
,
HAサブユニット
,
人工膜
,
Ca生ワクチン
,
リバースジェネティック
Keyword:
インフルエンザHAワクチン
,
HANAサブユニット
,
HAサブユニット
,
人工膜
,
Ca生ワクチン
,
リバースジェネティック
pp.458-470
発行日 2004年4月15日
Published Date 2004/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100483
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〔SUMMARY〕 品質管理においては必要最少要件(Minimum requirement)を満たせばよいといっても,ワクチン開発では常に高品質化を標榜しなくてはならない.この思想に沿い,日本の不活化インフルエンザワクチンもサブユニットワクチンの実用化へ向かうべきであり,低年齢層ではCa生ワクチンの導入を政策的に考えてもよいのではないか.またパンデミック時代の到来を前に,簡便で,しかも優れたリバースジェネティック技術が登場したことはことのほか喜ばしい.〔臨床検査 48:458-470,2004〕
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