今月の主題 尿路感染症の診断
総論
尿路感染症の診断―最近の進歩
堀野 哲也
1
,
小野寺 昭一
1
Tetsuya HORINO
1
,
Shoichi ONODERA
1
1東京慈恵会医科大学感染制御部
キーワード:
ディップスティック法
,
ウロバブルテスト
,
無症候性細菌尿
Keyword:
ディップスティック法
,
ウロバブルテスト
,
無症候性細菌尿
pp.131-135
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100417
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尿路感染症は迅速な診断・治療を必要とする感染症の1つである.尿路感染症の診断には臨床所見と膿尿,細菌尿を証明することが必要であり,近年,簡便かつ迅速な検査方法が報告されている.しかし,これらの検査方法は偽陽性・偽陰性率が従来の検査方法と比較して高く,検査結果の判定には注意が必要である.また,細菌尿や膿尿だけで診断せず,臨床症状および臨床所見を注意深く観察することが肝要であることに変わりはない.〔臨床検査 51:131-135,2007〕
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