特集 どこでもみれる?—コモンディジーズとしての感染症アップデート
ブレイクスルーと感染症
糖尿病治療の進歩と感染症
岩田 健太郎
1
1神戸大学医学部附属病院感染症内科
キーワード:
糖尿病
,
無症候性細菌尿
,
SGLT2阻害薬
Keyword:
糖尿病
,
無症候性細菌尿
,
SGLT2阻害薬
pp.550-553
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229478
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Point
◎糖尿病患者は「易感染性」である.具体的にどの感染症のリスクが高いか把握しておくとよい.
◎特に多いのは尿路感染症だ.無症候性細菌尿は尿路感染症のリスクである.ただし,抗菌薬投与でそのリスクはヘッジできない.
◎足感染症予防のために,患者や医師による足の観察が重要である.感染時は,皮膚や潰瘍表面のスワブ培養は採ってはならない.
◎SGLT2阻害薬の服用で尿路感染などが増える可能性がある.
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