今月の主題 メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームの臨床検査
内臓脂肪
宮崎 滋
1
Shigeru MIYAZAKI
1
1東京逓信病院内科
キーワード:
肥満症
,
内臓脂肪蓄積
,
腹部周囲径
Keyword:
肥満症
,
内臓脂肪蓄積
,
腹部周囲径
pp.1697-1706
発行日 2005年12月15日
Published Date 2005/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100356
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〔SUMMARY〕 メタボリックシンドロームは,内臓脂肪蓄積を源流とし,糖尿病,高脂血症,高血圧を伴い,動脈硬化を促進し,心血管疾患,脳梗塞を引き起こす複合的病態である.日本の診断基準にもあるように,腹部周囲径(内臓脂肪蓄積)が必須項目となっており,内臓脂肪蓄積の判定が診断に重要である.簡単な方法として,現在腹部周囲径が測定されているが,今後さらに精密な測定法の開発が期待されている.〔臨床検査 49:1697-1706,2005〕
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