今月の主題 マイクロアレイ技術の進歩
各種アレイによる応用研究
DNAマイクロアレイによるHLAジェノタイピング法の開発
柏瀬 貢一
1
Koichi KASHIWASE
1
1東京都赤十字社血液センター検査部検査三課
キーワード:
HLA(human leukocyte antigen)
,
蛍光ビーズ
,
リバースドット法
Keyword:
HLA(human leukocyte antigen)
,
蛍光ビーズ
,
リバースドット法
pp.530-538
発行日 2005年5月15日
Published Date 2005/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100211
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〔SUMMARY〕 HLA(human leukocyte antigen)はT細胞への抗原提示を担う,免疫反応の中心的な存在である.HLA検査は,移植,HLA適合性血小板輸血で必要不可欠であるとともに,疾患の診断,法医学などにも利用される.HLA遺伝子は多型性が非常に高いのが特徴で,通常のSNPsタイピングと比べタイピングが困難な遺伝子である.近年,多数検体処理能と高分解能を兼ね備えた蛍光ビーズを担体としたHLAジェノタイピング法が開発されたので,その実際を紹介したい.〔臨床検査 49:530-538,2005〕
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