今月の主題 PK/PD解析を指標とした感染症治療
各論
小児科領域感染症治療におけるPK/PDの考え方
豊永 義清
Yoshikiyo TOYONAGA
キーワード:
PK/PDパラメータ
,
小児
,
新生児
,
β-ラクタム系薬
,
アミノ配糖体系薬
Keyword:
PK/PDパラメータ
,
小児
,
新生児
,
β-ラクタム系薬
,
アミノ配糖体系薬
pp.75-85
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100011
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小児科領域は新生児期から学童期までの長い年齢にわたっており,薬物の体内動態の違いは明らかである.近年,薬物動態と薬力学の関係(PK/PD)から臨床効果を理解しようとする研究が進められ,小児科では特に至適投与量,投与間隔の設定では一助になり得る.慢然とした薬剤選択こそ,耐性菌の増長の原因であり,臨床効果を産み出さない.年齢に応じたPK/PDパラメータを各薬剤毎に理解し,投与計画をすることが小児科での適切な医療の基になるのであろう.〔臨床検査 50:75-85,2006〕
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