厚生行政展望
診療報酬点数の改定(上)
厚生行政研究会
pp.354-355
発行日 1993年4月1日
Published Date 1993/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903813
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はじめに
中医協(中央社会保険医療協議会)は2月5日に4月1日からの診療報酬改定について諮問を受け,同日原案どおり答申した.今回の診療報酬改定は,「医療法で議論した医療制度を診療報酬点数で評価する画期的なものである」という意見と,「診療報酬点数のアップはなく,改定と言っても微調整である」という意見に分かれている.
昨年7月の医療法改正により,「特定機能病院」及び「療養型病床群」が制度化されたことを受け,医療供給の体系化を図るために病院の機能に応じ診療報酬の評価が行われたが,「特定機能病院」と「療養型病床群」が表に出すぎているため,一般の医療機関にとっては一見縁の遠い改定となったように見える.今回は,特定機能病院を中心に検討を試みた.
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